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2009年08月11日

ガザ-屋根の無い収容所- 講演会報告①

 去る5月17日(日)、 沖縄YWCAの活動のひとつである「パレスチナオリーブの木キャンペーン」の関連企画として講演会を開催しました。



 JAPACの原隆さんを講師にお招きし、沖縄YWCAとぎのわんセミナーハウスが共催で開催した講演会です。




 少し、時間が経過してしまいましたが、沖縄YWCAメンバーが報告を書いてくれましたので、今日と明日に分けてご報告したいと思います。



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ガザ-屋根の無い収容所-  

               
パレスチナ人とは誰か、イスラエル人とは誰か、アラブ人とは誰か、テロリストとは、占領者とは誰なのか。

 2009年5月17日、ぎのわんセミナーハウスと共催で行った原隆氏(JAPAC)の講演を聴いていた私の中には大きな疑問と不安があった。

 ガザ攻撃の報道は、正月ムードにかき消され、日毎小さくなる紙面に貼りついた戦車と爆発煙の静止画の中に、どれだけの人が現場の犠牲と惨さを想像できただろう。



 原隆氏はガザを「ゲルニカ」だと話した。ジェニンでの虐殺を次はガザで行ったのだと想像できた。

 生き埋め、戦車でひき殺す…、遺体も人と判別できない状態での虐殺である。イスラエルは中東で最大の軍事力で、ガザの生きる場所を破壊し、消し尽くした。

 このガザ包囲攻撃はハマスのロケット発射への報復ではなく、イスラエル選挙で右派が勝利することを恐れたイスラエル現政権が票とりの為の可能性が強いという(事実、攻撃準備は6ヶ月前から行われている)。

 イスラエル国内には、いつ、どこから自分たちが批判され、攻撃されるかわからない恐怖が棲みついているのだろう。イスラエル政府はパレスチナに攻撃することで国民の恐怖をガス抜きし、国民は矛盾を正当化することにしがみつく。これが、正しい視点か否かは別として、それは確かに一面の事実だと思う。



 ローマ帝国に土地を追われたユダヤが、ヨーロッパを中心にさらに迫害され、迫害されたユダヤ人が、今度はパレスチナ人を迫害する。

 これを世界は無視し続ける。

 これを断ち切れない理由は何か。

 経済的に世界がユダヤを無視できなかった現実(ユダヤは、中東戦争時に米英へ経済支援を行っている)、それに加えて、人種を根絶やしにされようとしたユダヤの怨念が、心理的な贖罪感を米英に与えたというのだろうか。


次回へつづく・・・

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 沖縄YWCAは、8月13日(木)、19時から、ぎのわんセミナーハウスにて、「パレスチナオリーブの木キャンペーン」の今後について話し合う会を開催します。

 詳細は8月10日の記事をご覧下さい。
 →http://okinawaywca.ti-da.net/d2009-08-10.html


 ぜひ、ご参加下さい!


ガザ-屋根の無い収容所- 講演会報告①




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Posted by 沖縄YWCA at 00:11│Comments(0)パレスチナ
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