2009年08月12日
ガザ-屋根の無い収容所- 講演会報告②
前回にひきつづき、「パレスチナオリーブの木キャンペーン」関連企画として開催された講演会の報告をしたいと思います。
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・・・そして、
私たちが住む日本も、そのイスラエルが行うガザの経済封鎖を支援している。
決して中立ではなくイスラエル支援の国民なのだ。
占領や虐殺に抵抗するパレスチナの人々を「テロリスト」と呼び(つまり「テロとの戦い」という言葉を用いたレトリックで非人道的な行為の数々を正当化するイスラエルに寄り添い)、同時にパレスチナの人々を拒絶している国の民である。
「マクドナルドとスターバックスには行かないよ、シオニストだからね。」なんて、冗談で言って見せたけれど、それはつまり、こんな身近な場所に支援の仕組みが根付いているということだ。
そして、それに気づかない仕組みもまた並行して作られる。
私たち日本人は、占領者である。
そう、「反対だ」と声をあげない限り、虐殺された人の空をきる瞳の奥の憎しみは私たちへも向けられている。
パレスチナ問題は決して「宗教戦争」でも「テロ」でも「暴力の応酬」でもない。「占領」とそれに対する「抵抗」である。
何百年と受け継がれる迫害に対する「抵抗」、イスラエル建国による新たな迫害に対する「抵抗」である。
私はまだパレスチナ問題の本質を理解してはいない。けれどこの講演で得た問題の本質を直視するための疑問を、私は持ち続けていたいと思う。そして、この疑問を多くの人と共有できることを心から願う。
おわり
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明日8月13日(木)19時より、ぎのわんセミナーハウスで、この「パレスチナオリーブの木キャンペーン」の今後について話し合う会を開催します。
詳細は、8月10日の記事をご覧になって下さい。
→ http://okinawaywca.ti-da.net/d2009-08-10.html
ぜひ、ご参加ください。
Posted by 沖縄YWCA at 09:12│Comments(0)
│パレスチナ
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